行列

ここでは LaTeX で行列を出力するための方法を紹介します.
(ここで紹介するコマンドはすべて数式モードで使用可能なコマンドです.)


行列 (matrix)

LaTeX で行列を出力するにはいろいろ方法がありますが,今回は汎用的に使える array 環境を例として使用します.

LaTeXサンプル

\[
  A = \left(
    \begin{array}{ccc}
      a & b & c \\
      d & e & f \\
      g & h & i
    \end{array}
  \right)
\]

LaTeXサンプルの実行結果

matrix

それぞれの成分の桁数が異なる場合は右寄せにすると見やすいです.

LaTeXサンプル

\[
  A = \left[
    \begin{array}{rrr}
      -1 & 20 & 3 \\
      4 & -5 & 600 \\
      7 & 8 & -9
    \end{array}
  \right]
\]

LaTeXサンプルの実行結果

matrix2

行列の一般系を記述するときは \ldots,\vdots,\ddots を使用して省略記号を記述します.

LaTeXサンプル

\[
  A = \left(
    \begin{array}{cccc}
      a_{11} & a_{12} & \ldots & a_{1n} \\
      a_{21} & a_{22} & \ldots & a_{2n} \\
      \vdots & \vdots & \ddots & \vdots \\
      a_{m1} & a_{m2} & \ldots & a_{mn}
    \end{array}
  \right)
\]

LaTeXサンプルの実行結果

matrix3

転置行列 (transposed matrix)

LaTeX で転置記号を出力するには以下のように記述します.

LaTeXサンプル

\[
  {}^t\!A
\]
\[
  A^{\mathrm{T}}
\]

LaTeXサンプルの実行結果

{}^t\!A

対角和 (trace)

対角和 Tr をそのまま記述するとイタリックで表示されていまいます.これを回避するには \mathrm コマンドを使用します.

LaTeXサンプル

\[
  \mathrm{Tr}A
\]

LaTeXサンプルの実行結果

tr

行列式 (determinant)

LaTeX で行列式を出力するには以下のように記述します.

LaTeXサンプル

\[
  \mathrm{det}A = |A| = \left|
    \begin{array}{ccc}
      a_{11} & a_{12} & a_{13} \\
      a_{21} & a_{22} & a_{23} \\
      a_{31} & a_{32} & a_{33}
    \end{array}
  \right|
\]

LaTeXサンプルの実行結果

det

LaTeX使いの必読書

LaTeXでレポートや論文を書く際に読んだ本です.よかったら参考にしてみてください.

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